Friday, April 15, 2011

アメリカンチャパニーズ

我が娘達は、アメリカで育つ台湾系中国人と私、日本人の子供です。EJは、中国語(マンダリン)を話すが会話ができる程度らしいので、子供に教える事はまず無く、娘達はもっぱら英語と日本語の生活です。

上のお姉ちゃんは小学2年生になる。長女という事もあり、幼い頃から国語(日本語)をしっかり身につけてもらおうとはりきって子育てしているのはイイのだが、1年生を終了した最近、外国で日本語教えてる大変さを痛感している。漢字は勿論、音読み訓読みの多さ、語彙表現の多彩さ、昔話で使用される表現方法。いやぁ実に大変です。現地の学校ではもっち英語が全てなので、英語を疎かにする訳にはいかず、そっちもきちっと勉強しなくてはいけない。いやぁ、7歳なのに、やる事いっぱいです。

「学校に入れば自然に英語が身につくから、子供と一緒に居る時は日本語漬けにした方がいいよぉ」
と言ったアドバイスはよく聞くと思う。が私の経験からいうとそこにちょびっと付け足し。
英語圏で義務教育を受けなくてはいけないのなら、小さい時からしっかり英語を教えてもイイと思う。小さい時から一人で本を読めるように教える事はイイ事だと思う。学校に入ってから英語を覚えていくのは明らかに不利だ。元々アジア人は努力家、勤勉、賢いなどのイメージがあり(まさにそうだと思う)又教育に熱心な親達も多い為、最初のハンデをいつまでも持ち続ける家庭はあまり無いみたいだ。が、スタートダッシュできる素質をみすみす見逃すのも余りにもったいない。日本語を教えるのと同じ位に英語も教えていかなくてはいけない…これはジレンマですねぇ~!ま、英語、英語と言っても未就学児に教える“英語”とは、読み書きの事。特に読む力、“読解力”なのだ。読む能力とは…算数、理科、社会、どの教科をやるにしても、結局必要なんだよね。ちなみに私が英語を教えるなんて不・不可能!なので、きちんと教えてくれる学校(プレスクール)を探しました。長女の時は間違い、勘違い、遠回りの連続で、次女の時と比較すると、かわいそうなくらい損してますね。“長女”の宿命でしょうかね。お母さん、経験無かったから>x<!ごめんよ。

同じ立場のお母様達が読んで、やっぱり違うよ、と思うのも大いにOKです。バイリンガル教育の正解は一つでは無いのですからね、だから難しい。

3 comments:

Me :-) said...

いや~、同感です。
アメリカで日本語を教えていくことの難しさ、英語もおろそかにできないという現実、そして正解が一つでないということ・・・どれも同感。親としては、言葉を教えるほかにもやりたいこと、やるべきことがたくさんあるしね。

私の中で、言語は使っていく中で、意味のある経験と結びつけて習得していくのがいい、という考えがあり、日常生活のなかであふれている英語に関してはそういう環境をうまく提供することができたと思うんだけど、やはり日本語はそうはいかないね。「なんかしらないけど、気づいたら自分の周りに存在している日本語」の量が少なすぎる。特に生まれたときから両言語に触れていて、すでに英語のほうが強くなっている我が家の娘にとっては、日本語は外国語なんだと、最近あらためて気づきました。そのつもりでサポートしていこう、と思ってます。

だから、ってわけじゃないけど、ア学復活したのよ~。久しぶりの漢字なので、線の数を数えるだけでも大変みたいです。

Michiko said...

読解力って大事だよねぇ~というか、
理解せねばならない国語力って、
すべての教科に共通して必要なんだよね。
日本の子どもたちに理解力が低下してきてる
一つの原因にはきっと会話能力をつける機会を
奪われてきてしまっている所にあると思う。
だから、家族が一緒にたくさん会話を通して
理解しあうことを心がけていると、
自然と国語力事態はつくと思う。
単語や漢字やその他のお勉強はそういった地盤があるとしっかり根付いて力付いてくる
と思うんだけど、、、それだけじゃあま~い!!のよ、
ってお母様方が多数だよね、きっと(^^;)

Tomo Kawasaki said...

あやちゃぁん、コメントありがとうねぇ。
実は最近A学へ行った方がいいのかなぁ…って思い始めていたところなのよぉ!夏、日本に帰らない事にした、ってのもあってねぇ。あやちゃんの“言語は経験環境とを結びつけて学んでいく”って大事だよね。ちょっと一人歩きしてしまった私には目からウロコよ。

みっちゃんへさすがみっちゃんのコメです(笑)
たっちゃんの育ち方を見てるとみっちゃんはしっかりやってると思うよ。幼稚園、小学校と学校が始まってくると又違う悩みも出てくるとおもうけど、みっちゃんはきっと“悩み”と思わず“成長の過程”と思いながら見守っていくのだろうなぁ。と今から確信してならぬ(笑)